ご自身や肉親が、不幸にも交通事故の被害に遭ってしまった場合、まず、最初に考えるべきことは、体の怪我や心の傷をいかにして回復させるか、ということです。
　怪我や心の傷の回復にメドが立って初めて、示談について考えなければなりません。事故直後は、冷静な対応ができず、あれこれとやることが一杯になってしまい、頭の中が混乱してしまうのが普通です。

　そこで、弁護士には、混乱している事故直後に、まず最初、一度でよいので、ご相談いただきたいと考えています。弁護士との相談を経る中で、弁護士は、今やるべき事と今やるべきではない事について、論点整理を行います。また、来るべき示談に備えた準備をどうすればいいのか？についても、整理を行わせていただきます。
　この論点整理を行うことで、『頭の中がすっきりした、おかげで、体の怪我や心の傷の回復に専念できた』という声をよく聞きます。その後は、体の怪我や心の傷の回復にメドが立った後で、弁護士への相談、示談金額のチェック、示談締結あるいは訴訟提起という流れになります。

　示談金額が加害者より提案された場合、弁護士への相談をしていただきたいと思います。当該示談金額が、裁判実例に照らして適正な金額となっているのか？不当に安く見積もられていないかといった観点からのチェックは、今や不可欠と言えるでしょう。不幸にも後遺障害が残ってしまった場合でも、等級に間違いがないか、後遺障害認定のための診断書に矛盾点がないか、など多くのチェック項目が存在します。

　誰にでも身近に起こる交通事故についても、弁護士に相談することによるメリットは図り知れません。当事務所は、開設以来絶え間なく交通事故案件を扱っております。是非とも、早期の段階で相談していただきたいと思います。弁護士費用特約付保険に加入の方についても、一度ご相談下さい。　→　相談の流れへ